初心者が、いち、に、さんと、手順を覚えるための確認で止まってしまうのは仕方ありません。...
三教は、小手ひねりの技と言われるとおり、最初は形で決められた所を、視線を落とさずに正確に取って技として使える事を覚えます。その後、相手の張り、圧力、伸張の感触を大事にしつつ制する事が出来るように握る・掴むの動作は最小限にしていくことを稽古します。...
転回(四方投げの時の体の方向転換)は回しすぎと思える位に、内腿を絞り、腰をしっかり方向転換します。一方、転換は、回り過ぎに注意して、最初の構えの姿勢が前後の向きを変えただけの姿勢になります。この使い方が、いつでも一定の歩幅と重心位置でできないと、後々、伸び悩みの原因になります。...
一教から四教の抑え技。最初のうちは、出会いで相手の肘をコメカミ方向に制しつつ、自分のへそ前に抑えるまでを一動作。その後、上から握れば一教、小手を取れば二教、指先まで滑らせて三教とした方がいいように思います。...
審査会や演武会では、入場前から緊張があります。自分の順番が来て、歩き始めるところから緊張感は急上昇。頭の中は、技の順番を唱えたり、失敗したらどうしようと始まってもいない先の事の心配をしたりと。...
初心者と稽古する際、ついてこられる早さで動くとか、投げや間接技を受身の慣れに合わせての加減は必要。しかし、相手に合わせていて、自分の姿勢が崩れては本末転倒です。早くやる必要もありませんし、効かせようとする必要はありません。...
合気道では円の軌道とか、円転の動きと言う表現があります。 例えば、転換や一教の裏など。 転換は、字義どおり考えると「転じる」「換わる」で、回るイメージを持つと思います。 確かに、体の向きが結果として180度反転しているわけです。 右片手取りからの転換、左切りつけの正面打一教裏の場合、回ると考えると、右足が軸になります。...
稽古前、稽古後のことではありません。 先生や先輩のやっていることを見る。 いいところは、見習って「こうしていこう」と参考にする。変なところは、「そうならないようにしよう」と、反面教師にする。違和感のあるところは、自分で考えて質問する。 いわゆる、自分の先行きに対する予習。 では、復習は?...
原則、捕技の受けとして手をとる際は、力の方向を悟られず、かつ、いつでも絞められる様に柔らかくだと思います。しかし、手解きや手の上げ下げの確認稽古などの場合は、しっかり握ってもらう事もあります。その日のテーマに添って考えながら、受けも対応します。...
一本調子で何となく手順をこなしている様に見える事があります。締まりが無い。 意識の問題。緊張感。 捕りは、「返されるかも」と全く思っていない。 受けも「違うことをされるかも」と思っていない。 単純に掛ける番、受け身の番。 技の問題としては、要所を考える。形全体の流れの中の要所、要所で勝っているかの確認。 例えば、打ち技。...