どこの団体でもおおよそ共通しているものです。
○合気道の流派
剣術や空手などに比べると流派といわれるものは非常に少ないです。
合気道開祖の植芝翁の流れを汲むものとしては、合気会(植芝道主)、養神館(塩田先生)、心身統一合気道(藤平先生)、日本合気道協会(通称富木流)などがあります。その他にも、合気道の源流といわれる大東流合気柔術などがあります。
山梨県内では、合気会の山梨県連盟として6団体があり交流もあります。お問い合わせ頂ければ、最寄りの稽古団体のご紹介も可能です。
○稽古の内容
一般的には、ひとり動作の準備稽古と相対稽古の二部構成です。準備稽古は、ストレッチを兼ねた、基本動作の反復などです。
相対稽古は、二人一組での形(技)の稽古で各自に合わせて形を進めながら技の精度を上げていくものという理解でいいと思います。当初の4~5回は、基本の姿勢づくりや受け身の稽古が主体で、各人の体力等に合わせて稽古を進めます。
○稽古先選びの基準
ひとつは、定期的に通えるかどうかの時間的、地理的問題です。最初は、意気込みで行けますが、稽古は3年、5年の長期を前提です。
次に見学や体験して、やってみたいと思うかどうか。その稽古場ごとの雰囲気とか空気感というものが、自分に合うかどうかだと思います。
見学に行ってみるしかないと思います。後日に営業勧誘がある世界ではないので、気楽に訪ねていいと思います。
○見学や体験に行く際は
事前に、問い合わせフォームやメール等で、希望候補日を連絡すること。その際に準備等を確認するといいと思います。審査会や行事などの都合もありますし、公的施設の場合は、入試や学園祭など施設の行事都合でお休みのこともあります。
◯準備するもの
動きやすい服装で見学・体験。始めることになったら、稽古着を購入。購入先は、各道場で紹介してもらえます。最初は楽天などで「授業用柔道着」上下セット5,000から10,000円位(価格はサイズ比例なのでご注意を)でいいと思います。
○運動経験、武道経験
合気道は、老若男女を問わずといいますが、目にする機会が殆んどないのが合気道です。中学校・高校での部活も少なく、「部活OBが少ない」事が特徴です。多くは、「社会人になってから初心者として」始めています。
稽古時間は、どこの団体も実質1時間から1時間半です。最初は体力に応じて休憩しながらです。
○稽古でのケガは少ない
数年に一人位、軽い捻挫がある程度でしょうか。他のスポーツとの比較で個人的な印象論ですが、稽古中のケガは多くはありません。
○初段(黒帯)になるまでの期間
週2回ペースの稽古で、3~4年位がメドでしょう。合気会のホームページに「審査要項」がありますのでその規定をご参考に。
○月々の会費以外での費用は
当会は、入会費、年会費等はありません。稽古開始~6ヵ月位までで、最初の昇級審査(五級)があります。その際、合気会本部への登録費と審査費が必要です。あとは、行事参加(合宿会や懇親会)の際の費用はその都度個別になります。